日常のux失敗事例

自分がuxを考える上で参考にする日常のux失敗事例

UX DAYS TOKYOのワークショップに参加してあまり良いUXを得られなかった話

UX DAYS TOKYOのイベントに今後参加される方へ

本記事に書かれた内容は、1イベントに関してのものでございます。

全てにこれがあてはまるというわけではございません。

ですが、前もって本記事をご覧になると、このイベントに参加して

勉強になるか?ある程度参考になるかと思います。

 

 

UX関連のイベント主催者様へ

プロダクト自体の差別化がうまくはかれなくなった今日、

UXは、ますます注目される分野となりました。

勉強する方々が増え、知識を提供する専門の方も増えてきていると思います。

そこで、「UXを語るのであれば、イベント自体のUXも高いものにする」ことを

意識づけて頂きたいなと私自身考えております。

参加者としてこういう所に気をつけてほしかったなど記載しておりますので、

1ブログの1記事ではございますがご参考にして頂けば幸いです。

 

はじめに

2017年11月13日(月)に

UX DAYS TOKYOさんの

こちらのイベントに参加してきました。

 

uxdt.connpass.com

 

UXの勉強をしている身として

本当に楽しみにしていた分、運営側の態度・進行により

UXのワークショップにも関わらず最悪なUXを得て残念でした。

 

途中から、UXの悪い事例のお手本のためにわざとやってるのかな?と思いましたが、どうやらそうじゃなく、本気でやっていたようでした。

 

 

本イベント運営の皆様へ

世界のUXを講義する前にイベント自体のUXを今後高めるためにも

イベントを主催でやるという自覚と責任を再度認識して頂きたいです。

 

以下、良い所、悪い所あったので箇条書きに書いていきますが

悪い所を最初に書いておきます。

 

尚、事実のあとに→で指摘を入れさせて頂いております。

 

<悪かった所>

開始前

参加者を待たせる

私は30分程前に着いたのですが、受付は40分頃開始とのことでした。

その後も数人ほど来て待っておりました。

 

イベントの設営で時間がかかる

はじめてお借りした会場とのことで設営の準備に時間がかかった。

 

→以上2点を踏まえて、イベント主催経験者として

1時間前には来て、設営準備班と受付班には別れて待機しておくのがベスト。

会場事前に何時間前に入れるか知っておくのが良いのではないかと思いました。

 

開始

参加者の属性を聞く時に失礼なことを言ってきた

主催の方が「今日どんな人がきているか事前にお聞きしたいので

手をあげてもらえますか?」とお聞きし

エンジニアの方、デザイナーの方、など色々な属性を言って挙手をさせていました。

その中で私は特殊な仕事だったのでその他の部類にあたるのですが

「学生さん?」と失礼なことを言ってきた。

 

→見た目が若かったかもしれませんが、社会人の人間からすると

学生さんと聞くのは、失礼極まりない。心象として社会人→学生は、

相手から自分が見下されると感じる。その場合、全て自分と対等な人として

認識するのであれば、「社会人」として扱うべき。

 

進行

課題すらまともな状態で準備ができていない。

グループの番号を忘れる。

グループに与えた課題を忘れる。

自分のグループがとばされる

 

各グループに対してコンテキストに関する資料をそれぞれ読み込む

課題が出されました。

資料はそれぞれ1,2,3と番号づけされていて、それに対応するように

グループが割り振られました。

そして問題が発生しました。

 

そもそも割り振られた課題がなかった

「このグループは9番の資料をお願いします」→「9番がない」

グループの番号を忘れる

「このグループは8番で」→「ここ1番でしたっけ?あ、8番でした」

グループに与えた課題を忘れる

「グループは3番は・・・何の課題でしたっけ」

 

その後、私のグループは、他のグループと勘違いされて

結局、発表はできませんでした。

 

→20回以上されていて、200名程受講されている

イベントとしての進行であったら、致命的だなと思いました。

 

終了

・片付けにてんやわんやで質問しても中途半端な回答

・はらへったー!と響き渡る女性主催者の声

・私が他の運営者の方に質問している際に「終わった?」ときく

・自分の本をしきりに勧める

 

イベントが終わって、てんやわんやな状態で片付けをしておりました。

その中で私も今つくっているサービスや脳の仕組みからの観点から

意見を頂こうと思い質問をしたところ、

「あー、うん、うん、◯◯は、◯◯だからそれでいいんじゃない?」と

中途半端な回答をされました。

→中途半端な回答は、参加者を軽視している。

 

また会場内にはらへったー!と響き渡る声…。

→はらへったー!の声も、イベント終了後であるにしても、

女性として配慮・品性共に欠ける行動であり、悪印象しか残らない。

 

質問された方は忙しかったのであまり忙しくなさそうな運営者の方に

お声をかけたときに「終わった?」と茶化してくるように入ってきた

→せっかく質問しているのにその態度は何なのか。非常に腹が立ち、

参加者を軽視していると感じた。

 

こういった運営者は自分の本を薦めてくるだろうなと踏んで

あえてどの本を参考にしたらいいですか?とお聞きしたところ

やはり「自分の本がいいですよ!」としきりに薦めてきた。

 

 

→本について、UXに関しては、様々な本があります。

王道でしたら

ビジネスに落とし込むならUX戦略、

デザイン自体を学ぶなら 誰のためのデザイン

デザインを学ぶ・WEBに寄るなら、インターフェースデザインの心理学

UXから情報設計への落とし込みなら、IAシンキング

 

などUXを勉強し始めて半年ぐらいの私でもこのぐらいは読んでいて知っています。

 

それをまず「私が本当に知りたいこと」を細分化せず

自分の本を勧めるのは、本により知りたいことが分かる、知的欲求が満たされて

心地よいUXが得られる前の開始時点ですでに失敗ではないかと思います。

 

 

<良かった所>

・コンテキストについて知ることができた

 

例えば、女性がスマホを見ながら歩いている風景があったときに

その中で彼女は、なにをしているのか、なにを満たしたらいいのかは

わからないのです。

スマホのデバイスを見ているという風景

・お店を探している?

SNSをしている

・道に迷っている?

スマホ自体の扱いがわからない?・・・etc)

それをコンテキストについてデバイスやパーソナルなどに分解して検証していく

という方法はロジカルで良い方法だなと思いました。

 

 

しかし例としてはこちらほうが明らかにわかりやすかったです。

コンテキストと共感から始めるUX改善 | ykazu.com

 

 

・コンテキストのワークショップが楽しかった

お題にあった人物になりきってサイトをみて

UXが得られるか、などを検証するワークショップは楽しかったです。

 

良かった所もありましたが悪い所が多く印象があまりよくなかったですし、

UXを真面目に独学している身として、

今後重要な分野だからこそちゃんとしていない運営に非常に腹が立ちました。

 

おわりに

 

下手するとUXのイメージが損なわれるので、

主催者・進行を変えたほうがいいのではないか、

もう開催自体やめることも検討したほうがいいのではないか、すら

思いましたがそれは私の決めることではないですし、

このイベントで学びたいお客様もいらっしゃりますし、何も言いません。

 

ただ、私は、

UXを知識として売り物にしているにも関わらず、イベント自体のUXの満足度が低いと感じたここのイベントは

二度といきませんし、この運営側が書かれた本も購入しません。

 

 

以上です。